アセトアミノフェンの痛み止め効果
今まで、どうやら脳内でプロスタグランディンの生成を抑制するらしい・・・
と言うことまで知ってたんだけど・・・・


「最近発見された COX−3主に脳内に存在するCOX−1遺伝子由来のCOX−1バリアントの酵素で痛みに関与している。」
アセトアミノフェンフェナセチンはこのCOX−3を特異的に阻害する。ジクロフェナク・インドメタシン等もCOX−3阻害活性をもつと報告された・・・」


だから、こいつらよく効くんだよなぁ〜〜

ついでに、この文献に面白いことが載っていた
・酸がNSAIDsと結びつくことにより、脂溶性となり細胞膜を通過して直接障害を起 こすことも重要なポイントである。一般に、胃腸症状の予防に投与されるH2受容体拮 抗薬を始めとする胃酸分泌抑制剤による治療も、症状はコントロールできるが、NSA IDsによる胃腸管出血の危険性は減らせない事が知られている。PGE1製剤のミソ プロストールがNSAIDsの副作用による上部消化管障害のリスクを低下(約40%)さ せる唯一の薬剤である。


<引用文献>
佐野 統:非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs),
日病薬誌,VOL39,NO2,29-36,(2003)