看護師のスピリチュアリティ


 ターミナルケアを行っていると、行っているはずの看護が自分を襲ってくる。
絆が深くなって、共に笑って・共に泣いてきた「患者」という名の同士が
目の前で消えていく・・・・どれだけ、涙を流せば終わるかな。

「自分は、何のために生きているのか」
「本当の私って?」
「死ぬってどういう事?」
「生きる意味は?」
何度も、何度も挫折しては、新しい自己を構築していく。 

 そのうち「則天去私」 
   (・私の思いを捨てて、天の思いに立つこと。)
みたいな気分になってくるわけ。
でも、神様!そんな殺生な〜〜ってことも多くって、結局悟りきれず、
同じ所を堂々巡り・・・・
もともとスピリチュアルペインって、死の危機に沿って起こってくる苦しみ
って所なんだけど・・・・いつも、この痛みは感じてる。

 そんな職業ってどうよ?
ヤダヨね!逃げたいよね!人の痛みが自分の痛みになってくる苦しさ・・・
それが、嫌でターミナルケアに関わるのはやめようかな?
って、何度も思った。今、思ってる看護師もたくさんいると思う。
でも、やっぱり痛みは取ってあげたい。
痛いと、そんなことも考えられなくなるしね・・・・
最後に、自分の生きる意味を見つけて、生き抜いて欲しいと思うからかな・・・

 あら、話がそれちゃったなぁ・・・・ま、いいか!
こんな、痛みも感じてる看護師が多いと言うところで・・・

よし!じゃ、山でも走ってくるか!!
でも、やっぱり自分に気持ちは向くけどね・・・・
「ここのコーナー、どこから入ってブレーキングをどの辺で・・・・
 あ〜〜なんで、こんなに下手なんだろ!!!よし!負けるな自分!!」

 何やっても、自己との戦いは終わらないなぁ〜〜〜



 友達がね?すごくいつもは 内的 locus of control
出来る人なんだけどね・・・
大好きな人と、逢う約束してたんだけど逢えなくなったって・・・
泣いちゃって・・・約束破られるのはいつもだから平気って言いながら・・・
controlできない気持ちってあるよね。
人間って、悲しい生き物だね・・・・