お仕事は??と聞かれて、あまり言いたくないのがこの仕事である!
大体かえってくる反応は決まってる。
男だったら、看護婦さんって男のあれって見慣れてるんだろ??とか、
「僕の体拭いてぇ〜〜」とか「剃毛して〜〜」ま、こんなこという輩は、友達の見舞い客がほとんどで、入院した本人はとってもそんな事は口に出せない。(拭かれる方が恥ずかしいからね〜実際…)
おばさんだったら、病気の相談。
あるいは、「大変よね〜〜とっても私なんかには出来ないわ〜〜〜患者さんにも仕えて、先生にも仕えて…」(あたしゃ奴隷か!!)
これは、尊敬の意味では決してない。「娘がね、昔看護婦になりたいって言ったの、私大反対したのよ・…とっても出来る仕事ではないものね〜〜〜。」と、自分のオムツを交換してもらいながらのたまうばばあさえいる。所詮、看護婦のイメージや地位なんてこんなもんである。

 そう言えば、あるマッサージやさんでおかしな反応を示した奴が一人いた。
ちょうど、深夜勤務が明けてつかれてしまって、いつものマッサージやさんまで行く気力もなくふらふら〜〜〜〜っと入ってしまった。
すっぴんで髪もぼさぼさ・…
「初めてですか??」綺麗な受付のねーちゃんが笑ってる・…あ…あたしって情けねーなぁ…
自己嫌悪に陥りながら、何やら記入させられた…・・ま…なんでもいいや…・
マッサージの兄ちゃんは、ムチャクチャさえないぼんやりした人だった…
それがいきなりカルテを見るなり
「あ!君、看護婦??ぼくもさ、〜病院の看護婦と付き合ってたんだよ。それがさ、急に九州に帰るなんていって、出ていったんだよ…ま、看護婦なんて誰でもよかったからいいんだけどね、でも惜しい事したかな??」
なんやねんこいつ、それがどないしたっちゅーねん!!
おまえ、風呂ぐらい入れよ!!
と思っているあたしをよそ目に喋る喋る
「でさぁ…その彼女が夜勤の時はいつもマッサージしてあげてたんだ…この仕事もね向上心がなきゃ出来ないからね…結構、入れ替わり立ち代り付き合ったかなぁ…今はフリーだけどね…」
ま、100人女がいたら100人とも近寄りたくないと思うぐらい病的な雰囲気が漂ってた。
はぁ、妄想野郎ですか…??
初対面のあたしに何が言いたいねん!!
あんまり鬱陶しかったんで「それが??」と怪訝に答えるとな〜〜んにも言わなくなった。 
この反応には、なんだかオムツ換えてもらいながらのたまうばばあよりもむかついたなぁ。 なんだかね・・・・…・・・・…・・。